【2月18日 AFP】米上院は17日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が環境保護局(EPA)長官に指名したスコット・プルイット(Scott Pruitt)氏(48、共和党)を承認した。

 オクラホマ(Oklahoma)州司法長官を務めたプルイット氏は化石燃料使用を擁護する地球温暖化懐疑派として知られる。環境保護規制を押しとどめたい産業界や温暖化懐疑派の側に立ち、EPAを相手に同氏が提訴あるいは参加した訴訟は十数件に上る。このため同氏のEPA長官指名はトランプ政権の人事の中でも特に議論を呼んでいた。

 上院での投票は賛成52、反対46で、共和党、民主党の議席数にほぼ沿った結果だったが、民主党からは石炭埋蔵量の多いウェストバージニア(West Virginia)州とノースダコタ(North Dakota)州の選出議員が賛成にまわった。(c)AFP