【2月11日 AFP】アンゴラ北部のサッカースタジアムで10日、すでに満員だった場内に入ろうとした数百人のファンが1つの入場口に殺到し、次々と転倒する事故があり、少なくとも17人が死亡、多数が負傷した。負傷者の多くは重傷だという。警察当局が明らかにした。

 事故が起きたのは北部のウイジェ(Uige)で行われていたアンゴラ国内リーグの試合で、当時、観客らの間にパニックが広がった。

 警察のオルランド・ベルナルド(Orlando Bernardo)報道官はAFPに対し「ジャニュアリー 4(January 4)スタジアムの出入り口に障害物があった。この障害物が原因で多数の死者が出た。17人が死亡した。負傷者56人が病院で手当てを受けている」と述べた。人数は不明だが死者には子ども含まれているという。

 犠牲者の多くは踏みつけられるか窒息して死亡したとみられる。

 試合を行っていた一方のチームはウェブサイトに掲載した声明で、「試合中、スタジアムの外にいた多くのファンたちが場内に入ろうとしていた。その迫力に押され1つの入場口が開門されたことが原因で数人が倒れ、殺到したファンに踏みつけられた」と述べている。(c)AFP/Daniel Garelo Pensador