IOCバッハ会長「とても寂しい」、岡野俊一郎氏を悼む
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【2月4日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)は3日、同組織の名誉委員で日本サッカー界の重鎮でもある岡野俊一郎(Shunichiro Okano)氏が85歳で死去したと発表した。
元サッカー選手の岡野氏は、日本代表の監督として1964年の東京五輪で指揮を執り、1968年のメキシコ五輪では母国を銅メダルに導いた。1998年から2002年には日本サッカー協会(JFA)の会長を務め、2002年のW杯日韓大会(2002 World Cup)では重要な役割を果たした。
IOCのトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は、岡野氏について「いつもスポーツに情熱をささげていた。特にサッカーではそうだった」と思い出を語ると、「W杯の日韓大会では、大会の成功に大きく貢献した。私を含めて、彼には世界中に友人がいた。われわれは彼がいなくなって、とても寂しい」と述べた。
あらゆるスポーツ界で組織的運営に関わってきた岡野氏は、日本オリンピック委員会(JOC)の総務主事なども務めた。(c)AFP