【1月26日 AFP】ボクシングの五輪金メダリストで、プロ転向後には世界王者に君臨し、現在はゴールデン・ボーイ・プロモーション(Golden Boy Promotions)社の代表を務めているオスカー・デラホーヤ(Oscar De La Hoya)氏が25日、飲酒運転の容疑で逮捕された。

 カリフォルニア・ハイウエーパトロール(California Highway PatrolCHP)の発表によれば、43歳のデラホーヤ氏は、米ロサンゼルス(Los Angeles)のダウンタウン北東部に位置するパサデナ(Pasadena)で、現地時間午前2時に車両を止められた。

 CHPは声明で「アロヨ・ブルバード(Arroyo Boulevard)西部のデルマー・ブルバード(Del Mar Boulevard)で、スピード及び車両規定違反のランドローバー(Land Rover)が発見された」と述べており、車両を停止した際に運転手と話をした警官によれば、「車の中からアルコール飲料の臭気がした」という。

 デラホーヤ氏は、その場で行われた一連の飲酒検査で引っかかり逮捕されたが、現在は釈放されている。

 1992年のバルセロナ五輪で金メダルを獲得し、6階級で計10個の世界タイトルを手にしたデラホーヤ氏は、2008年のマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)戦で敗れたあと現役を引退した。

 引退時までにゴールデン・ボーイ・プロモーションを立ち上げていた同氏は、これまでもアルコール依存症と闘っており、2011年と2013年には治療を受けていた。(c)AFP