【1月9日 AFP】テニス、ブリスベン国際(Brisbane International 2017)は8日、男子シングルス決勝が行われ、大会第3シードの錦織圭(Kei Nishikori)は、第7シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に2-6、6-2、3-6で敗れた。

 2014年以来となる5回目のツアー優勝を成し遂げたディミトロフは、2014年にキャリアハイの世界ランキング8位を記録。プレースタイルがロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に似ているとして、「ベイビー・フェド(Baby Fed)」とニックネームがつけられた。

 けがや不調に泣いた2015年と2016年の前半はスランプに陥り、世界ランクは一時40位まで低下したが、昨季後半にかけて復調し、シーズン開幕戦となる今大会には世界17位として出場した。

 9日に発表される最新ランクで15位に上昇することが決定したディミトロフは、オフコートで取り組んできたハードワークが実を結ぶとわかっていたとし、ランキングの下落にも重圧は感じなかったという。

 一方、準決勝で第1シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)を下したディミトロフに対し、過去3度の対戦で無敗を誇った錦織は、この日の決勝でも優勢とみられていた。

 第2セット終了後、臀部(でんぶ)に治療を要求した錦織は、けがの程度については不明だとしたものの、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)の出場に影響はないだろうと話した。

「このような形で終わるのは少し残念だが、大したことない。問題ないと思う」(c)AFP