■サム・アラダイス氏

 サッカーイングランド代表指揮官に着任し、そのキャリアが頂点に達するはずだったサム・アラダイス(Sam Allardyce)氏だが、新聞紙のおとり取材で語ったコメントが物議を醸し、就任からわずか67日間であっけなく職を追われることになった。

 62歳の同氏は、移籍規則の抜け道を示唆したり、前任のロイ・ホジソン(Roy Hodgson)氏をばかにしたりと、不適切な発言に及んでいるところをひそかに記録に収められた。アラダイス政権がこれまでのイングランド代表で最も短命に終わったことは、欧州選手権で小国アイスランドに敗れる激震に見舞われたスリーライオンズ(Three Lions、イングランド代表の愛称)にとって、さらなる不名誉となってしまった。

 イングランド(England)北西部ボルトン(Bolton)の自宅を出たところで記者の質問に答えたアラダイス氏は、「今回はおとり取材の勝ちだ。受け入れざるを得ない」と話した。

■ジョセフ・ゼップ・ブラッター氏とミシェル・プラティニ氏

 サッカー界で最も影響力を持つ実力者の2人が資格停止処分となってから、ほぼ一年が経過した。

 200万スイスフラン(約2億2600万円)の支払いをめぐり物議を醸した両者は、権力の座から真っ逆さまに転落し、処分撤回の訴えも棄却された。処分期間は当初の8年間から、ミシェル・プラティニ(Michel Platini)氏が4年間、ジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)氏が6年間に短縮されたが、この決定に対して、フランス出身のプラティニ氏がスイスの裁判所で潔白を証明すると決意を固めた一方で、スイス出身のブラッター氏は、最後の法的手段に訴えることを諦めて終わりを迎えることになった。

 1998年から国際サッカー連盟(FIFA)の会長を務めていたブラッター氏の後任には、ジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)氏が就任。一方、欧州サッカー連盟(UEFA)の会長は、辞任したプラティニ氏に代わり、スロベニア出身のアレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)氏が務めている。(c)AFP/Martyn WOOD