2016年のスポーツ界をにぎわせた「英雄」と「転落者」
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■シカゴ・カブス
米大リーグ(MLB)のワールドシリーズで、ジョー・マッドン(Joe Maddon)監督率いるシカゴ・カブス(Chicago Cubs)は、身震いするような形でクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)を退け、108年間も待ち続けた優勝を果たした。
レギュラーシーズンでは、チームとして1935年以来の100勝以上を達成する快進撃を見せたものの、ワールドシリーズで1勝3敗に追い込まれた際には、再び「ヤギの呪い」に屈する運命かと思われた。しかしながら、シリーズ戦績を3勝3敗のタイに戻すと、最終第7戦ではデクスター・ファウラー(Dexter Fowler)の先頭打者ホームランで一気に勢いを増して5-1とリード。対するインディアンスも、雨で試合が一時中断する劇的な展開を前に、ラージャイ・デービス(Rajai Davis)がカブスの剛腕アロルディス・チャップマン(Aroldis Chapman)から同点弾を記録した。それでも、カブスは相手に屈することなく8-7で競り勝ち、野球界で最もタイトルから遠ざかっていた記録に終止符を打った。
■オールブラックス
ラグビーのニュージーランド代表は、ティア1(強豪国)で史上最多の18連勝を達成し、ラグビー最強国としての地位を固めた。
2015年8月に行われたオーストラリア戦での勝利から始まったその快挙には、同年のW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)決勝で再びワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)を下して通算3度目の優勝を果たした試合も含まれている。
レジェンドのリッチー・マッコウ(Richie McCaw)氏をはじめ、ダン・カーター(Dan Carter)やマーア・ノヌ(Ma'a Nonu)が代表を退きながらも、スティーブ・ハンセン(Steve Hansen)ヘッドコーチ(HC)率いるオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)は、2016年も連勝記録を伸ばした。ウェールズとのテストマッチで3連勝を収めると、その後は南半球4か国対抗戦のザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2016)で、南アフリカに57-15と敵地ダーバン(Durban)で圧勝し、大会制覇を遂げた。
その後、本拠地イーデン・パーク(Eden Park)でオーストラリアを破り世界記録の18連勝を成し遂げたが、米シカゴ(Chicago)でのアイルランド戦で歴史的な記録に終止符が打たれた。