【12月1日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は30日、ツアー復帰戦となるヒーロー・ワールドチャレンジ(2016 Hero World Challenge)の開幕を翌日に控えてプロアマ大会に出場し、2本のイーグルを決めるなどして2アンダーのスコアを記録した。

 5人のアマチュア選手とラウンドしたウッズは、「良い手応えを得た」とすると、「12ホールくらいまでは少し真剣だったが、そのあとは楽しくおしゃべりしていた」と明かした。

 腰の手術で昨年8月から戦列を離れていた元世界ランク1位は、466日というキャリア最長のリハビリ期間を終了し、トップ10選手6人を含む計18人の招待選手とともに臨むバハマ・ナッソー(Nassau)のアルバニーGC(Albany Golf Club)でのプレーに向けて、「集中力も準備も万全だ」と語った。

 休養中に世界ランキングが898位まで後退したウッズは、パー5の3番で15フィート(4メートル半)のイーグルパットを沈めると、一緒の組で回っていたアマチュア選手に、「自分はこれで終わりだ。チームを援護する」と宣言した。

 しかし、終わるどころか、ウッズはパー5の9番でも12フィート(3メートル半)のイーグルパットを決めると、確実なティーショットに加え、チップショットやパッティングでもトレードマークの技術を披露し、最後は4メートル半のパーパットで締めくくった。

 アーニー・エルス(Ernie Els、南アフリカ)が設計した総距離7303ヤードのゴルフコースが砂嵐に悩まされる中、「すべての面で良い手応えを得た。すべてのショットで思い通りに打てた」と語ったウッズが、この日犯した最大のミスは、サングラスをつけ忘れたことだった。

「サングラスをつけてプレーしなかったのは、大失敗だった。ずっと目を細めていたら、かなり頭痛がしてきたよ。失敗は成功のもと。明日はサングラスをつける」

 1か月後に41歳の誕生日を迎えるウッズはまた、パッティングに手ごずったと話し、「スピードが足りない。ほとんどの打球が短かった。今日の午後は少し練習する必要がある」とコメントした。(c)AFP/Jim SLATER