【11月4日 AFP】(写真追加)フランスの首都パリ(Paris)の市当局は4日未明、市内北東部に広がっていた移民の野営地撤去に着手し、移民3000人余りのバス移送を開始した。

 移民らがテントを張っていた地区は、地下鉄スターリングラード(Stalingrad)駅近くの陸上鉄橋下のサン・マルタン運河(Canal Saint-Martin)周辺で、撤去作業は平穏に進んでいる。

 警官らは現地時間午前6時(日本時間同日午後2時)前、アフガニスタンからの移民らが滞在しているキャンプの一画に規制線を張り、移民男性数百人を集合させた。夜明け前に1台目のバスが到着すると、移民らは歓喜で迎えた。移民らは午前中に、パリ市を中心とするイル・ド・フランス(Ile-de-France)地域圏各地にある収容センターにバスで移送される。(c)AFP