【10月28日 AFP】リオデジャネイロ五輪の7人制ラグビー男子で金メダルを獲得したフィジー代表は28日、新指揮官に香港代表ヘッドコーチ(HC)のガレス・バーバー(Gareth Baber)氏を招へいした。

 香港ラグビー協会(HKRU)によると、ウェールズ人指揮官は2017年初旬からの4年契約を結んでおり、連覇を目指す2020年の東京五輪でもフィジーの指揮を執る。

 バーバー氏は、7人制ラグビーの精神的な本拠で、著名な大会を開催している香港に対して「大きな愛情」を持っているものの、フィジーで働くチャンスも大切にしたいと語った。

「コーチは、選手と同様に絶えず自分自身に挑戦する必要がある。私は継続的にラグビーに関する知識を高めていきたいと思っているし、フィジーの競技レベルはその機会を与えてくれるだろう」

 ラグビーはリオ五輪で92年ぶりに競技として復活。8月の同決勝でフィジーは43-7で英国に大勝し、同国史上初となる五輪金メダルを手にした。

 その巨体と大胆なプレーで知られるフィジーは、退任するベン・ライアン(Ben Ryan)HCの下、ワールドラグビーセブンズシリーズ(World Rugby Sevens Series)では2連覇を達成している。

 バーバー氏が指揮した香港代表は、昨年行われたアジア予選で日本に惜敗しリオ五輪の出場権を逃したが、今年のアジアラグビーセブンズ(Asia Rugby Sevens Series)ではここ5年間で3度目となるタイトルを獲得している。(c)AFP