コーのキャディー解雇にウッズの元キャディー「慌てて非常ボタンを押した」
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【10月19日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーでランキング1位に立つリディア・コー(Lydia Ko)が、ほぼ2年間ツアーをともにしたキャディーを解雇したことについて、有名キャディーのスティーブ・ウィリアムス(Steve Williams)氏は、急ぎ過ぎた決断だったかもしれないと話している。
コーのキャディーを務めたジェイソン・ハミルトン(Jason Hamilton)氏は今週、コーとたもとを分かったことを明かし、ゴルフ専門サイトの「ゴルフチャンネル(Golf Channel)」で、「何かを変える頃合いだと感じたようだ。別の視点を入れたいと思ったと言っていた」と話していた。
アマチュアで数々の記録を更新し、鳴り物入りでプロに転向したコーは、絶好の形でプロ生活のスタートを切り、ここまでメジャー2大会を含むツアー14勝を挙げてきた。
それでも、圧倒的な優勝候補として臨んだリオデジャネイロ五輪で銀メダルとなると、このところはやや調子を落とし気味で、16日に閉幕したLPGAハナバンク選手権(LPGA HanaBank Championship golf tournament 2016)では51位に終わっていた。
コーの決断について、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)やアダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)、グレッグ・ノーマン(Greg Norman)氏のキャディーを務めてきた、同じニュージーランド国籍のウィリアムス氏は、脊髄反射的な行動に見えると話す。
ウィリアムス氏は地元メディアのフェアファックス・ニュージーランド(Fairfax New Zealand)に対して、「知らせには非常に驚いた。今回は、彼女にとってプロになって初めてのスランプだが、それでもちょっと調子が悪くなっただけだからね」と話した。
「キャディーと離れる理由は思いつかない。もしかしたら、非常ボタンをちょっと早く押しすぎてしまったのかもしれない」
新たなキャディーについては、まだ発表されていない。(c)AFP