【10月17日 AFP】UCIロード世界選手権大会(2016 UCI Road World Championships)は16日、エリート男子ロードレースが行われ、スロバキアのペーター・サガン(Peter Sagan)が最後のスプリント勝負を制し、連覇を果たした。

 英国のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish)を2位に抑え込み、昨年の米リッチモンド(Richmond)大会に続いて優勝を飾ったサガンは、「信じられない。まだショックを受けている。とってもうれしい」と語った。

 大会連覇達成は、2007年大会のイタリアのパオロ・ベッティーニ(Paolo Bettini)氏以来となった。

 3位にはベルギーのトム・ボーネン(Tom Boonen)が入り、優勝経験者の3人が表彰台を独占した。カヴェンディッシュは11年大会、ボーネンは05年大会のタイトルを手にしている。

 今年はツール・ド・フランス(2016 Tour de France)で5大会連続のポイント賞を獲得し、先月の欧州ロードレース選手権(2016 European Road Cycling Championships)でも優勝したサガンにとって、最高のシーズンの締めくくりとなった。

 レースは予想通りにサガンとカヴェンディッシュの終盤の争いとなったが、サガンは、「ラッキーだった。こういったスプリント勝負は何が起こるか予想がつかないから」と、フィニッシュを前に周りのライダーに取り囲まれなかった幸運について語った。(c)AFP