【7月24日 AFP】ツール・ド・フランス(2016 Tour de France)は23日、第20ステージ(メジェーブからモルジヌ、146.5キロメートル)が行われ、ティンコフ(Tinkoff)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)が、大会全体を通して最も積極的な走りを見せた選手に与えられる「スーパー敢闘賞」を受賞した。

 すでに5年連続となるマイヨヴェール(グリーンジャージー)獲得を決定づけ、自身最多タイとなるステージ3勝を挙げているサガンが、また新たな勲章を獲得し、最高の形でツールを締めくくることになった。

 多くのステージで逃げ集団を引っ張った26歳のサガンは、第11ステージでは強風の中で果敢なアタックを仕掛け、マイヨジョーヌ(イエロージャージー)を着たチームスカイ (Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)との勝負を制してステージ優勝を飾った。

 そして、この日の敢闘賞を受賞したIAMサイクリング(IAM Cycling)のハルリンソン・パンタノ(Jarlinson Pantano、コロンビア)、またはロット・ソウダル(Lotto Soudal)のトーマス・デヘント(Thomas de Gendt、ベルギー)を抑え、スーパー敢闘賞を受賞した。

 シャンゼリゼ(Champs Elysees)フィニッシュの最終ステージも、サガンにとっては優勝を狙えるレースとなる。優勝が実現すれば、自身最高のツールはいっそう素晴らしいものになるだろう。(c)AFP