【9月29日 AFP】米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦、第41回ライダーカップ(The 41st Ryder Cup)が30日、米ミネソタ(Minnesota)州チャスカ(Chaska)のヘーゼルティン・ナショナル・ゴルフクラブ(Hazeltine National Golf Club)で開幕する。同コースで行われたメジャー大会で、過去に2度準優勝に終わった苦い記憶を持つタイガー・ウッズ(Tiger Woods)は今大会、米国選抜の「何でも屋」になるかもしれない。

 メジャー通算14勝を誇るウッズは、来月にも背中の故障から1年以上ぶりに復帰を果たすことが予定されており、今週行われるライダーカップでは、主将のデービス・ラブ3世(Davis Love III)が率いる米国選抜の副主将として臨む。

 ラブは自身とウッズら副主将について、「私たちは役割を分割している。私が責任者であり、彼ら副主将にも責任を与えている」としたうえで、「数週間前のタイガーには困ったよ。私が彼に仕事を与えすぎていると言ってきたんだ」と語った。

 ラブが「私たちは皆、楽しみながらチームをサポートしている。もしそれが、セーターを持って来てほしいという注文なら、取って来るよ」と話すなど、米国代表の選手が勝利する上で、何一つ不自由しないようにしたいと考えていることを考慮すれば、元世界ランキング1位のウッズにも、普段はやらないような仕事が回ってくることが考えられる。

 また主将のラブは、「この前、私は息子とターキーサンドイッチをチームに届けたよ。ここではそういったことも大切なんだ。もしターキーサンドイッチを渡すことができなければ、それは彼らにとって喜ばしくないことだ。私たち6人(主将1と副主将5人)全員はできることは何でもやっている」と話す。

 しかしながら、7月の第98回全米プロゴルフ選手権(2016 PGA Championship)でメジャー初制覇を飾ったジミー・ウォーカー(Jimmy Walker、米国)にとっては、絶頂期は歴代最高の選手の一人として数えられるウッズがサンドイッチを運ぶという考えはかなり奇抜に映るという。

「皆、何でも彼に物を取りに行かせればいいと思う。もしそれが必要ない物だとしても。そうしたら、本当に面白いね」

 ウッズは今回のライダーカップが開催されるヘーゼルティン・ナショナルで行われた2002年の全米プロゴルフ選手権では、上がり4ホールでバーディーを記録したものの、首位に1打届かず同胞のリッチ・ビーム(Rich Beem)に敗れた。

 7年後の2009年、再び同じコースで行われた全米プロでは、3日目を終えた時点までは首位を走り、メジャー通算15勝目を挙げるかに見えた。しかし、最終日に75をたたいたことで、韓国の梁容銀(Yong-Eun Yang)に逆転を許し、自身初めて最終日を首位で迎えたメジャーで優勝を逃している。

 今週、タイガーと18ホールを回ったというウォーカーは、「ただゴルフのことだけ話した。タイガーは使っているクラブや、コンディション、あとは私のショットとかに、興味を示してきた。とにかく私たちはゴルフおたくなんだ。ただ延々とゴルフについて語り合ったよ」と、その時のことを振り返る。

「彼は楽しんでいると思うよ。本当にそう思う。良い時間を過ごしているように見える。夜も素晴らしい時間を過ごしているし、彼はここにいられること、そしてチームの一員としていられることを喜んでいると思う」

(c)AFP/Jim SLATER