【9月27日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のカーメロ・アンソニー (Carmelo Anthony)は、リオデジャネイロ五輪で米国の金メダル獲得に貢献した今夏の経験が後押しとなり、来月のリーグ開幕には最高の状態で臨めると確信している。

 通算4度目の出場となったリオ五輪の男子バスケットボールで、米国の3連覇に中心的な役割を果たした32歳のアンソニーは26日、ニックスのメディアデーに臨み、ブラジルでの成功によってここ数年間では最高の状態であることをアピールし、「今夏はたくさんの実戦とトレーニングを積むことができたおかげで、久しぶりに最高の感触だ。世界屈指の選手たちとともに、世界でも指折りの選手を相手に戦えたことが、このトレーニング合宿へ向けての準備となった」と報道陣にコメントした。

「わくわくしているよ。トレーニング合宿に向けて、こんな気持ちになれたのは久しぶりだ」

 自身の状態が万全であることに加え、このオフシーズンにはシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)からデリック・ローズ(Derrick Rose)とヨアキム・ノア(Joakim Noah)という超大物選手が加入したことも、アンソニーの士気を高めている。

 2011年に加入したニックスで7年目のシーズンを迎えるアンソニーは、「こんなに興奮しているのは、このチームに来てから初めてのことだ」と話すと、負けず嫌いの激しいノアから既に影響を与えられていることを明かした。

「彼はとても個性的だ。とても激しくかつ情熱的で、本当に感情が豊かなんだ。ジムやトレーニングルームの練習を見ていると分かるよ。彼の集中力は常に高い」

 今年に入り、アフリカ系米国人男性が警官に射殺される事件が相次いでいることに抗議するメッセージを発信しているアンソニーは、先週米オクラホマ(Oklahoma)州やノースカロライナ(North Carolina)州で同様の事件が起きて暴動に発展したことについても言及した。

 このままでは状況は「悪化の一途をたどる」と確信しているアンソニーは、「状況は変わっていない。どんどん悪くなる一方だし、このまま悪化し続けるだろう。これからも対話を持続していかなければならない」と訴えた。

 最近の射殺事件を受けて、ニックスとしてどのような行動を示すべきか定かでないとする選手もいる中、アンソニーは「必ず何かできることはある。具体的に何かが問題なだけだ。俺たちはすぐに行動に移したいし、一致団結して行いたい」と語った。(c)AFP