【9月20日 AFP】女子テニス、東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2016)は19日、シングルス1回戦が行われ、主催者推薦で出場の大坂なおみ(Naomi Osaka)は、土居美咲(Misaki Doi)との日本勢対決を6-4、6-4で制し、2回戦に進出した。

 ハイチ出身の父と日本人の母の間に生まれ、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に憧れているという18歳の大坂は、「接戦でしたが、正直に言いますと、プレッシャーは彼女(土居)にあったと感じました」と話し、「重圧はまったく感じなかったので、緊張もしませんでした」と語っている。

「この大会の本戦で勝ったことはなかったので、この勝利はとても特別です」

 時速約200キロのサーブを誇る世界ランキング66位の大坂は、2回戦でドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulkova、スロバキア)とルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、チェコ)の勝者と対戦する。

 一方、リオデジャネイロ五輪金メダリストのモニカ・プイグ(Monica Puig、プエルトリコ)は、バーバラ・レプチェンコ(Varvara Lepchenko、米国)を6-0、6-3で退け、リオ五輪決勝以来の勝利を収めた。

 プイグはリオ五輪決勝でアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)を破り、プエルトリコに史上初の金メダルをもたらしていた。

 1回戦を制したプイグは「1勝は1勝です。とにかく、シーズンを良い形で終えることと、良いテニスをすることを心がけています」とコメント。「五輪以降はとてもクレイジーで感情的だったから、落ち着いて、もう一度テニスをすることができて、気分が良いです」

 現在世界ランク33位のプイグは、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)では初戦敗退に終わっていた。(c)AFP