シリアで米露仲介の停戦発効、実効性には疑問符
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【9月13日 AFP】5年にわたり内戦が続くシリアで12日午後7時(日本時間13日午前1時)、ロシアと米国の仲介による停戦が発効した。ただ、その継続期間をめぐっては懐疑的な見方が広がっている
当初の停戦期間は48時間で、対象地域は「イスラム国(IS)」などのイスラム過激派が支配する地域を除くシリア全土。シリア政府軍は停戦発効直後、18日深夜までの7日間にわたる軍事作戦の「凍結」を宣言した。
だが、今回の停戦は依然として反体制派側の正式同意を得られていない上、発効直前にはバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領が「テロリスト」からシリア全土を奪還すると宣言し、停戦合意の不安定さを浮き彫りにした。(c)AFP