【9月8日 AFP】エジプト南部で7日、列車の脱線事故とバスの事故が相次ぎ、合わせて27人が死亡した。エジプトでは来週に犠牲祭の連休を控え、旅行客で交通機関は連日混雑している。

 列車の脱線事故はカイロ(Cairo)南郊で起き、5人が死亡した。警察と救急当局によると、事故を起こした列車は南部アスワン(Aswan)行きで、乗客約60人を乗せてカイロを出発後、乗務員が線路に異常を発見。急ブレーキをかけたが間に合わず、アルアイヤート(Al-Ayyat)付近で客車3両が横転したという。

 エジプト保健省によると、この脱線事故では他に乗客27人が重軽傷を負った。

 一方、保健省は南西部ニューバレー(New Valley)県でも同日、バスとトラックが衝突する事故があり、少なくとも22人が死亡したと発表した。バスに何人が乗っていたのかは不明という。(c)AFP