【10月25日 AFP】エジプトの首都カイロ(Cairo)の南西約40キロのGuerzah村付近で24日、走行していた旅客列車が同じ線路に停まっていた別の列車に追突し、少なくとも25人が死亡し、55人が負傷した。事故現場の警察官は、死傷者は増えるおそれがあると話している。

 治安当局者によると、追突された列車はウシとぶつかったために停車していたとみられる。しかし追突した列車は徐行することなく、通常の速度で運行していた。

 ある目撃者(21)はAFPに、午後6時(日本時間25日午前1時)ごろ、列車がウシとぶつかって停車し、その10分後にもう一方の列車がフルスピードで走ってきたと証言した。

 今回の事故現場の近く、アルアイヤート(Al-Ayyat)では2002年2月、少なくとも361人が死亡したエジプト史上最悪の列車衝突・炎上事故が起きている。(c)AFP/Ines Bel Aiba