【8月22日 AFP】トルコ南東部ガジアンテプ(Gaziantep)県の結婚式会場で起きた爆発攻撃で、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は21日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」による犯行の可能性が高いとした上で、12~14歳の子どもによる自爆攻撃だったとの見方を示した。攻撃による死者はこれまでに少なくとも51人に達しており、さらに17人が危篤となっている。

 攻撃は20日夜、シリアとの国境に近い同県で結婚式のパーティーが開かれていた最中に発生。クルド人多数が出席していた。

 エルドアン大統領はISによる犯行の「可能性が高い」と述べるとともに、「12~14歳の自爆犯が自ら(爆発物を)爆発させたか、他の誰かが(遠隔操作で)爆発させた」との見解を明らかにした。

 CNNトルコ(CNN-Turk)は検察当局の発表として、自爆用ベストの残片が現場で見つかったと報じている。

 51人という死者はトルコで今年に入って発生した爆弾攻撃による犠牲者としては最多。現在、69人が入院中で、そのうち17人が危篤状態にある。レジェプ・アクダー(Recep Akdag)保健相によると、負傷者の多数は女性と子ども。(c)AFP/Ilyas Akengin with Raziye Akkoc in Ankara