【8月20日 AFP】リオデジャネイロ五輪は19日、陸上女子4×100メートルリレー決勝が行われ、米国が41秒01で優勝を飾った。これで米国のアリソン・フェリックス(Allyson Felix)は、陸上女子では史上最多となる通算5個目の五輪金メダルを獲得した。

 予選敗退の危機を免れた米国は、フェリックスを筆頭に、女子走り幅跳びで金メダルに輝いたティアナ・バートレッタ(Tianna Bartoletta)、イングリッシュ・ガードナー(English Gardner)、そして100メートルでは銀メダル、200メートルでは銅メダルを手にしたトーリ・ボウイ(Tori Bowie)の布陣でレースに臨み、2012年ロンドン五輪で同国が記録した優勝タイムに次ぐ速さでフィニッシュした。

 今大会で100メートルと200メートルの2冠を達成し、五輪で通算3個目の金メダルを手にしたエレーン・トンプソン(Elaine Thompson)を擁するジャマイカが41秒36で銀メダル、英国が国内新記録の41秒77で銅メダルを獲得している。

 フェリックスはオリンピックスタジアム(Olympic Stadium)で勝利を挙げた後、「今夜は自分たちの強さを実感しました。昨日の試練がチームの決意をさらに固め、最後まで戦い抜く力になりました」とコメントした。

 18日に行われた予選で、米国はフェリックスとガードナーがバトンパスでバトンを落として失格となったものの、単独で行われたタイムトライアルの結果、決勝に進出していた。(c)AFP/Luke PHILLIPS