【8月20日 AFP】2008年北京五輪の陸上女子4x400メートルリレーで銀メダルを獲得したロシア代表チームが、メンバーのアナスタシア・カパチンスカヤ(Anastasia Kapachinskaya)がドーピング検査で陽性反応を示したことから19日、メダルを剥奪された。

 国際オリンピック委員会(IOC)によると、北京五輪で提出された検体を新たな技術を用いて検査したところ、禁止薬物のスタノゾロール(stanozolol)とトゥリナボル(turinabol)が検出された。

 カパチンスカヤが北京五輪で記録した4x400メートルリレーの2位と400メートル5位の結果は、ともに無効とされた。同リレーではジャマイカが銅メダルを獲得し、ベラルーシが4位に入っていた。

 IOCはさらに北京五輪の男子十種競技で4位に入ったロシアのアレクサンドル・ポゴレロフ(Aleksandr Pogorelov)と、男子砲丸投げ10位のイワン・ユシュコフ(Ivan Yushkov)も検体再検査で禁止薬物が検出されたため、失格処分になったことを明らかにしている。(c)AFP