【8月15日 AFP】リオデジャネイロ五輪は14日、陸上男子400メートル決勝が行われ、南アフリカのウェイド・バンニーキルク(Wayde van Niekerk)が、マイケル・ジョンソン(Michael Johnson、米国)氏の世界記録を更新する43秒03で金メダルを獲得した。

 第8レーンで優勝候補とは見なされていなかったバンニーキルクは、ジョンソン氏が1999年にスペインのセビリア(Seville)でマークしたタイムを0.15秒上回った。

 ロンドン五輪王者のキラニ・ジェームス(Kirani James、グレナダ)は43秒76で銀メダル、ラショーン・メリット(LaShawn Merritt、米国)は43秒85で銅メダルだった。

 英国放送協会(BBC)で解説を務めたジョンソン氏は、「こんなレースは見たことがない。素晴らしい。バンニーキルクには完敗だ。あの若者は本当に特別なことを成し遂げた。私が挑戦して失敗した43秒切りもできるだろう。8レーンで走れたことが利いた。ジェームスとメリットから離れて、タイムトライアルを走っている状態だった」と語った。(c)AFP