【8月14日 AFP】リオデジャネイロ五輪は13日、陸上女子100メートル決勝が行われ、ジャマイカのエレーン・トンプソン(Elaine Thompson)が10秒71で金メダルを獲得した。3連覇を目指した同じジャマイカのシェリー・アン・フレイザー・プライス(Shelly-Ann Fraser-Pryce)は、銅メダルに終わった。

 スタートから抜け出した24歳のトンプソンは、トップでフィニッシュして拳を突き上げると、フレイザー・プライスと抱き合った。

 米国のトーリ・ボウイ(Tori Bowie)が10秒83で銀メダルを獲得し、フレイザー・プライスは10秒86で3位だった。

 29歳のフレイザー・プライスは、2008年の北京五輪、2012年のロンドン五輪に続く同種目3連覇を逃した。

 一方でトンプソンは、レース序盤に先頭に立つと圧倒的な強さで他を寄せ付けず、ジャマイカ女子短距離の次世代のエースとしての立場を確かなものにした。

 4位にはコートジボワールのマリージョゼ・タルー(Marie-Josee Ta Lou)が入り、200メートル優勝候補のダフネ・シパーズ(Dafne Schippers、オランダ)は10秒90で5位だった。

 なお、6位のミシェルリー・アイエ(Michelle-Lee Ahye、トリニダード・トバゴ)が10秒92、7位のイングリッシュ・ガードナー(English Gardner、米国)が10秒94を記録しており、女子陸上史上初めて同じレースで7人が11秒を切るレースとなった。(c)AFP