■観客の声援が「特別な瞬間」に

 アイ・サイドは脚を骨折した時の状況を振り返り、「皆、僕の反応に少し驚いていた。叫びはしなかったけど、すぐにこれは駄目だと悟った。そしてすぐに、東京五輪のことが頭に浮かんだ」

「会場を後にするとき、皆が立ち上がっているのが見えた。あれこそが、五輪精神の真価だ」

「観客に感謝を示すために手を振ると、皆も拍手を返してくれた。不運の直後だったけれど、本当に素晴らしい瞬間だった」

(c)AFP