【8月4日 AFP】ベルギーサッカー協会(KBVBURBSFA)は3日、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)の欧州予選で代表チームを率いる指揮官として、イングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)やウィガン(Wigan Athletic)などで指揮を執っていたロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)氏を招へいしたと発表した。

 攻撃力に優れた布陣を作り上げることで知られる43歳のマルティネス氏は、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)で準々決勝敗退に終わり、批判を浴びて解雇されたマルク・ヴィルモッツ(Marc Wilmots)元監督の後任に決まった。

 ベルギー代表の監督候補には、2006年のW杯ドイツ大会(2006 World Cup)でイタリア代表を優勝に導いたマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)氏のほか、最近では今年1月にイタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)を解雇されたルディ・ガルシア(Rudi Garcia)氏の名前が挙がっており、マルティネス氏の就任は驚きのニュースとなった。

 ベルギー代表は、エバートン時代にマルティネス氏の下でプレーした経験があるストライカーのロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)を筆頭に、GKティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)、攻撃的MFのエデン・アザール(Eden Hazard)やケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)ら、各国の代表指揮官がこぞってうらやましがるような才能がそろっている。(c)AFP