【7月9日 AFP】サッカーチェコ代表で歴代最多124試合に出場したGKペトル・チェフ(Petr Cech)が、14年の代表キャリアに終止符を打つと表明した。

 チェコの首都プラハ(Prague)で会見に臨んだチェフは、「予選の途中で疲れを感じ始めたという状況でやめることは絶対にしたくなかった。100パーセントの状況で物事には臨みたい。これが最終決定だ」と語った。

「休む時間が必要だと思う瞬間が訪れるのだろうと感じている」

 欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)でチェフは全3試合に出場。チームはスペインとトルコに敗れ、クロアチアに引き分けたため、勝ち点1でグループリーグ敗退を喫した。

 昨年、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)からアーセナル(Arsenal)に移籍して見出しを飾ったチェフは、その後も活躍を続けた。

 チェコ代表としてはカレル・ポボルスキー(Karel Poborsky)氏の持つ歴代最多118試合の出場記録を更新。プレミアリーグでは、デビッド・ジェームス(David James)氏が持っていた169試合の通算完封試合数を更新し、その記録を178試合に伸ばしている。(c)AFP