内部文書でFIFA会長を批判、家族が公用車使い経費月200万円
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【7月4日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長のガバナンスやそのライフスタイルを批判する内部文書の存在が明らかとなった。スイス紙ゾンタークス・ツァイトング(SonntagsZeitung)が電子版で報じている。
今年5月23日付の11ページにおよぶ文書には、インファンティーノ氏の会長就任からの2か月についての懸念事項が記されており、匿名の筆者がFIFAの監査・コンプライアンス委員会の代理委員長に宛てたもの。
筆者は「規則に違反する可能性のある事例を報告するのは私の義務である」とした上で、決定の4か月前に提案がなされなければならないにもかかわらず、それを無視したインファンティーノ会長が、5月にメキシコで行われた総会で近しい人物をFIFA内のさまざまな委員に任命したと主張している。
「刷新のために行われたことは、FIFAのガバナンスを弱体化させるものである」と、文書は批判している。
またこの内部文書は、11万5000ドル(約1180万円)から15万ドル(約1540万円)の費用をロシアとカタールが支払ったプライベートジェットの利用など、インファンティーノ会長のライフスタイルや利益相反行為に疑問を呈している。
また文書は、FIFAがインファンテイーノ会長向けに公用車2台とドライバーを用意していることに言及。2台目の公用車については主として会長の家族が使用しており、3月は2万140ドル(約206万円)、4月は1万3800ドル(約141万円)の経費がかかった。
FIFAの広報担当はAFPに対し、文書に「目新しいことはなかった」と応じた。同広報は「刷新の手続きは進行中」で、「全員が満足できないことは普通のこと」と付け加えた。
また、経費に関しては「FIFAの規則を順守して」落とされているとしている。(c)AFP