【7月4日 MODE PRESS WATCH】「ブルガリ ホテルズ&リゾーツ」は2019年、ロシア・モスクワに世界で7軒目となる「ブルガリホテル」をオープンする。

 同ホテルは、2004年ミラノにオープン。現在バリ、ロンドンでも展開し、2017年には上海、北京、ドバイの開業を予定している、究極のラグジュアリーホテルだ。

 このたび発表された新たなホテルは、スレドニ・キスロフスキー通りに面した、モスクワでも有数の高級地区に位置。旧ロシア帝国の宮殿クレムリンや、赤の広場など街のランドマークに程近く、客室からは歴史を感じる壮大な眺めを堪能することができる。

 ホテルは、600㎡のルーフトップテラスがある300㎡のブルガリスイートを含んだ全65室で構成され、さらに一般の高級住居も併設する。建築デザインは、世界中のブルガリホテルを手がけるイタリアの建築事務所アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィール・アンド・パートナーズ(Antonio Citterio Patricia Viel and Partners)と、ロシアの著名な建築事務所アトリウム(ATRIUM)が協業した。もともと貴族の住居で、その後音楽家たちも住んでいたという建物を活かし、保存的修復や新規と既存の建築を並置することで伝統とモダンを融合させ、周辺地域との調和を図る予定だ。

 また建物の内部は完全改修し、最高水準のレストランやバー、25mプールを付属する広大なスパなど、あらゆる高級施設を取り入れ、「ブルガリ(BVLGARI)」ならではのモダンなスタイルと傑出したサービスを提供。イタリア・ルネサンスの宮殿にあるパティオからインスピレーションを得た中庭は、暖かい季節の間、ゲスト専用の屋外リビングスペースとして開放する。モスクワの新名所開業に向けて、これから関心が高まりそうだ。

■関連情報
・ブルガリ 公式HP:www.bulgari.com/ja-jp