■両選手とも「家族の安全が第一」

 ゴルフが五輪競技に復活するのは1904年大会以来100年以上ぶりで、世界保健機関(WHO)は、五輪を契機にジカ熱が世界中に拡散する「リスクは極めて低い」と話しているが、それにもかかわらず、ジカウイルスと新生児の疾患との関連性が強く疑われているため、多くのゴルファーがジカ熱を不参加の理由に挙げている。

 4歳の息子と7か月の娘がいるデイは、「私はこれまで、どんなときも家族をすべてに優先させてきました。医療の専門家からも、感染の可能性はおそらく低いものの、リオへ行けば私と家族が間違いなく健康リスクにさらされるとの言葉をもらいました」と明かした。

「私と妻のエリーは、これまで2人の素晴らしい、健康な子どもに恵まれ、さらに家族を増やしたいとも思っています。五輪で国を代表して戦うことは以前から大きな目標でしたが、家族の安全よりもゴルフが優先されることはありません」

「家族を危険にさらすつもりはありません。すべてのゴルフファン、および五輪ファンが、私の立場を尊重し、理解して下されば幸いです」

 ローリーも「今ブラジルへ行けば、家族の健康が脅かされる」恐れを感じていると話しており、「簡単な決断ではなく、何週間も悩みました」とした上で「ウェンディと私は新婚で、近い将来、新しい家族を迎えられればと考えています。こうした状況を踏まえて、医師からは、この夏リオへ行くべきではないとの助言をはっきりいただきました」と語った。

「私は自分がアイルランド出身であることに誇りを持っていますし、国を愛しています。それゆえ、アイルランド選手団の仲間とともに、三色旗の後に続いてスタジアムへ出る瞬間を本当に楽しみにしていました」

「そうした経験や、五輪でアイルランドにメダルをもたらす機会を失うのは非常に残念です。しかし今回は、家族を第一に考えました」

(c)AFP