【5月24日 AFP】男子ゴルフでメジャー4勝を誇るロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は23日、ブラジルでジカ熱が流行していることを受け、リオデジャネイロ五輪の出場を考え直す可能性があることを認めた。

 リオ五輪については、すでにビジェイ・シン(Vijay Singh、フィジー)とマーク・リーシュマン(Marc Leishman、オーストラリア)が、ジカウイルスに対する不安を理由に欠場を表明した一方で、アダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)、そしてシャール・シュワーツェル(Charl Schwartzel)とルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen)の南アフリカ勢は、スケジュールに問題があるとして出場を辞退している。

 世界ランク3位のマキロイは、新生児の先天異常である小頭症の原因とされるジカ熱の流行について状況を見守っており、自身も欠場者名簿に入る可能性があると認めた。

 マキロイは英国放送協会(BBC)に対し、「数年以内には(新しい婚約者と)家族を持つことを考えているから」と明かすと、「現時点では出場するつもりだけど、それが将来に影響するようなことがあってはならない」と語った。

 欠場の可能性はあるか聞かれると、マキロイは「ああ」と答え、「現時点では行くつもりだし、楽しみにしているよ」と補足した。

 ゴルフ競技が112年ぶりに五輪で復活することを歓迎していたマキロイだが、ジカ熱感染のリスクが高まっていることを受け、ブラジルへの渡航を再考し始めたという。

「大会が近づくにつれ、出場して金メダルを争うことが楽しみになっている。でも、ジカ熱に関するたくさんの報道を目にして、実際はもっと深刻だという記事もあるから、状況を見守っていかなければならない」

「25日には予防接種を受けにいく予定なんだ。少なくとも何らかの免疫力をつけておくよ。向こうで蚊に刺されたときのためにね」

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