【6月18日 AFP】男子ゴルフ界の新「ビッグスリー」は、悪天候のため2日がかりで行われた米国ツアーメジャー第2戦、全米オープン選手権(2016 US Open Championship)の第1ラウンドで本来の輝きを失っている。

 難関コースとして知られるペンシルベニア(Pennsylvania)州オークモント(Oakmont)のオークモント CC(Oakmont Country Club)では、初日の激しい雷雨も重なり、世界ランク1位のジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)をはじめ、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は、いずれも厳しいスコアとなった。

 昨年の第97回全米プロゴルフ選手権(2015 PGA Championship)に続き、通算2度目のメジャータイトル獲得を目指すデイは、第1ラウンドの7番でグリーン横のバンカーにつかまり、そこからの3打を含め計6打をたたいてしまった。このホールでダブルボギーを記録したデイは、76でホールアウトした。

 ひどい風邪のため大会前の練習が不十分だったと明かしたデイは、14日の会見で試合に影響はないと話していた一方で、世界1位として期待されるプレーをみせなければならないと実感しており、そのストレスが高まっていたことを認めている。

「全米オープンはストレスを抱える大会だ」と話すデイは、「出場して、手応えを確かめてみるだけだよ。どうにか今週生き残って、うまくいくことを願っている」と心境を語った。

 第1ラウンド終了時点で予選通過は難しい状況となっているデイだが、第2ラウンドを迎えた直後に調子をつかみ、最初の10番でバーディーを記録したものの、18番のボギーでスコアを帳消しにしてしまった。その後、2番と4番のバーディーで波に乗ったが、パー3の6番ではティーショット がバンカーにつかまり、再びボギーを記録。結局、残り3ホールで日没サスペンデッドとなり、デイは暫定通算5オーバーとなっている。