【6月17日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、全米オープン選手権(2016 US Open Championship)が16日、ペンシルベニア(Pennsylvania)州オークモント(Oakmont)のオークモントCC(Oakmont Country Club)で開幕したものの、雷雨で初日は混乱が生じ、156選手中ホールアウトできたのはわずか9選手だけだった。

 この日のラウンドは、3度の中断により通算で4時間半以上止まった。

 サスペンデッドとなった時点で、首位には17ホール目までを終えて3アンダーとした世界ランク624位のアンドリュー・ランドリー(Andrew Landry、米国)が立っている。

 手ごわいオークモントCCは、降雨のために穏やかな顔をのぞかせたが、誰もがその恩恵に浴することはできなかった。コースは、練習ラウンドとは著しく状況が異なり、柔らかな状態となっていた。

 前回大会王者のジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)とロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は、17日に行われるラウンドの続きで巻き返しを狙う。スピースは11ホール目までを終えて1バーディー、2ボギーで1オーバーとし、マキロイは13番を終えて4オーバーとしている。

 一方で世界ランク1位のジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)や5度のメジャー制覇を誇るフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)は、ラウンドを始めることすらできなかった。(c)AFP