【6月13日 AFP】16F1第7戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2016)は12日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、ポールトゥウィンで今季2勝目を挙げた。

 先月の第6戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2016)で、7か月ぶりの勝利を挙げた31歳のハミルトンは、出足が鈍ったものの、見事な追い上げと的確な判断で、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)からトップを奪い返した。

 ウィリアムズ(Williams)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が、昨年大会と同じく3位に入り、チームにシーズン初の表彰台をもたらした。

 メルセデスのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)は最終ラップでスピンし、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)に次ぐ5位だった。

 ハミルトンは、ゆっくりとしたペースでウイニングランを行うと、3日に死去したボクシング界の伝説、モハメド・アリ(Muhammad Ali)氏を追悼して、「蝶(チョウ)のように舞い、蜂のように刺す。この勝利をモハメドにささげる」と述べた。

 これで2連勝のハミルトンは、ドライバーランキング首位のロズベルグに9ポイント差と迫り、4度目の年間優勝に照準を定めている。(c)AFP