【5月23日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2016)第6戦のイタリアGPは22日、ムジェロ・サーキット(Mugello Circuit)でMotoGPクラスの決勝が行われ、モビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)が、ゴールライン直前でレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)をオーバーテークし、優勝を飾った。ヤマハのチームメートであるバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は、メカの問題でリタイアした。

 ロレンソは、ポールシッターのロッシをかわして第1コーナーにトップで進入。37歳のロッシはその後、10ラップ目でエンジンの故障に見舞われ、白煙を出すマシンと共にレースから離脱した。

 ここからマルケスがロレンソにプレッシャーをかけ、最終ラップまでバトルを繰り広げたが、ゴールの数メートル手前でロレンソが逆転に成功し、ヤマハはMotoGPで100勝目を挙げた。

 ドゥカティ(Ducati Team)では、ロレンソ加入に伴いシートを失うことが決まっているアンドレア・イアンノーネ(Andrea Iannone、イタリア)が、母国GPで3位に入賞した。

 ロレンソは、2戦連続の優勝でシーズン3勝目を挙げ、総合順位で2位マルケスとのポイント差を10に広げた。(c)AFP