【5月20日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP)に参戦するモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)は19日、ホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo)の代役としてマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)と2017年からの2年契約を結んだと発表した。

 チーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)所属のビニャーレスは高い評価を得ており、現在MotoGPクラスの総合争いで5番手につけている。2017年シーズンと18年シーズンは、今年3月に契約を更新したバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi)とコンビを組むことになる。

 通算3度のMotoGPクラス総合制覇を誇るロレンソは、来季からドゥカティ(Ducati Team)に移籍することが決まっている。

 21歳のビニャーレスは、2011年に125ccクラスでデビューすると最優秀新人賞を獲得。13年にはMoto3クラスの世界王者に輝き、翌年はMoto2クラスでも最優秀新人に選ばれ、昨年はMotoGPクラスの最優秀新人に選出された。

 一方でこの発表の後、現在ドゥカティから参戦しているアンドレア・イアンノーネ(Andrea Iannone、イタリア)が、ビニャーレスの代役としてスズキ・エクスターに起用されることも明らかとなった。イアンノーネは昨季3度表彰台に上がり、総合争いで5位に入った。(c)AFP