【5月22日 AFP】スーパーラグビー(Super Rugby)のレッズ(Queensland Reds)は22日、昨年のラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)で活躍した五郎丸歩(Ayumu Goromaru)が右肩の手術を来週受け、今季残りの試合を欠場すると発表した。

 レッズが35-25で勝利した21日の試合で、30歳の五郎丸は後半にサンウルブズ(Sunwolves)のフランカー、リアキ・モリ(Liaki Moli)のトライを阻止しようとした際に右肩を負傷していた。

 五郎丸の戦線離脱の期間は12週間とみられており、レッズの今季残り3試合と、日本代表が来月に予定しているスコットランド代表との2連戦への出場は不可能になった。

 サンウルブズ戦終了後にファンへのサインに応じていた五郎丸は、今回のけがが重傷ではないとしていたが、検査の結果、右肩の関節を損傷していることが明らかになった。

 五郎丸はクラブを通じて発表した声明で、「レッズのチームメートと一緒に残りのシーズンを最後までプレーできなくなったことを残念に思います。そして、6月の日本代表の試合も欠場することに落胆しています」とコメント。

「オーストラリアでは素晴らしい時間を過ごせました。現在はとにかく回復に努め、今後のチャレンジを楽しみにしています」

 日本が歴史的大金星を収めたW杯の南アフリカ戦で24得点を記録し、スター選手の仲間入りを果たした五郎丸は、8月にフランスの強豪RCトゥーロン(RC Toulon)への移籍が取りざたされており、レッズを今季限りで退団するとみられている。(c)AFP