【5月21日 AFP】男子テニス、世界ランク14位のガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)が、ウイルス性の感染症により全仏オープンテニス(French Open 2016)を欠場することが明らかになった。

 29歳のモンフィスの代理人は20日、同選手が「衰弱していて、ここ数日は入院を余儀なくされた」とコメントした。

 世界ランク20位以内の選手で今季の全仏オープン欠場を表明したのは、腰に問題を抱えている世界ランク3位のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に続いて2人目。モンフィスの全仏オープン欠場は、膝の故障で欠場を強いられた2012年大会以来、自身2度目となっている。

 モンフィスは今季のクレーコートで幸先の良いスタートをみせ、先月のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2016)ではラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に敗れはしたものの、フランス勢では2000年大会のセドリック・ピオリーン(Cedric Pioline)氏以来となる決勝進出を果たしていた。

 モンフィスはその後、故障のためBMWオープン(BMW Open 2016)を棄権すると、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2016)は2回戦敗退、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2016)では初戦敗退に終わっていた。(c)AFP