【5月20日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)の年俸リストが19日に発表され、元ブラジル代表のカカ(Kaka)が、元イタリア代表のセバスティアン・ジョビンコ(Sebastian Giovinco)、米国代表で主将を務めるマイケル・ブラッドリー(Michael Bradley)らを抑えてトップに立った。

 2007年に世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」に輝いているカカは、現在オーランド・シティSC(Orlando City Soccer Club)で716万7500ドル(約7億9000万円)の給与が保証されており、トロントFC(Toronto FC)から711万5556ドル(約7億8000万円)が支払われているジョビンコをわずかに上回った。

 同じくトロントFCに所属するブラッドリーは、650万ドル(約7億2000万円)で3位だった。

 4位には613万2500ドル(約6億7500万円)でロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)のスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)が続き、以降はニューヨーク・シティFC(New York City FCNYCFC)のフランク・ランパード(Frank Lampard)、アンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)、ダビド・ビジャ(David Villa)ら、近年MLSに加入した海外のスター選手が顔をそろえている。

 昨年NYCFCに加入して以来けがに悩まされているランパードは600万ドル(約6億6000万円)、ピルロは590万ドル(約6億5000万円)、スペイン代表でW杯を制したビジャは560万ドル(約6億2000万円)だった。

 8位は480万ドル(約5億3000万円)でトロントFCに所属する米国代表のジョジー・アルティドール(Jozy Altidore)、9位には460万ドル(約5億1000万円)でシアトル・サウンダーズ(Seattle Sounders)のクリント・デンプシー(Clint Dempsey)、10位には425万ドル(約4億7000万円)でギャラクシーに所属するメキシコ代表のジオバンニ・ドスサントス(Giovani dos Santos)が入った。

 今回発表された年俸リストでは、上位の選手とその他の選手との格差が浮き彫りとなった。最も年俸が低いのは、モントリオール・インパクト(Montreal Impact)に所属するベリーズ人選手の23歳、マイケル・サラザール(Michael Salazar)の5万1492ドル(約566万円)で、これはカカの3日分の給料にも満たない。(c)AFP