サンウルブズ、番狂わせならず 土壇場でトライ許しドロー
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【5月15日 AFP】スーパーラグビー(Super Rugby 2016)は14日、第12節の試合が行われ、サンウルブズ(Sunwolves)はストーマーズ(DHL Stormers、南アフリカ)と17-17で引き分けた。
一時は14点差をつけたサンウルブズだったが、試合終了間際にヴィンセント・コッホ(Vincent Koch)にトライを許し、スーパーラグビー2勝目を挙げることはできなかった。
ストーマーズのロビー・フレック(Robbie Fleck)ヘッドコーチ(HC)は、「われわれが2ポイントにふさわしいとはまったく思わない。今日のわれわれは良くなかった」と低調なチームを嘆き、サンウルブズをたたえた。
「サンウルブズを称賛する。彼らは非常に良かったし、こちらにどんどんプレッシャーをかけてきた。もちろん、われわれサイドからみれば、今日の内容は本当に残念だった」
それでも、南アフリカ・カンファレンス1で首位に立つストーマーズは、今回の引き分けで2位との勝ち点差を広げている。
一方、サンウルブズは山田章仁(Akihito Yamada)が前半12分にトライを奪い、強豪ストーマーズ相手に番狂わせを演じるかにみえたが、シンガポールの蒸し暑さのなかでラスト20分を耐えきることができず、ピーター・ステフ・デュトイ(Pieter-Steph Du Toit)、そしてコッホにトライを奪われた。
それでも、第2の本拠地シンガポールでは最近2試合で4トライを記録している山田は、これで合計トライ数を8に伸ばし、リーグトップに立っている。
さらに山田は、後半5分にもこの日2つ目のトライを挙げたかにみえたが、映像判定の結果、反則を取られてトライは取り消された。
サンウルブズのマーク・ハメット(Mark Hammett)HCは「勝利を逃したという感覚はあるが、その前の79分間で起こったことにもきちんと目を向けなくてはならない」と話した。
「試合を通して、個人としても集団としても、前向きな点が数多く見られた。チームを心から誇りに思うし、この試合を誇らしく思う。良いプレーをしていたのはわれわれの方だった」
(c)AFP