【4月24日 AFP】スーパーラグビー(Super Rugby 2016)は23日、第9節の試合が行われ、サンウルブズ(Sunwolves)は36-28でジャガーズ(Jaguares、アルゼンチン)を破り、開幕から続いていた連敗を7で止めると同時に、念願の初勝利を手にした。

 試合終了まで残り約8分で逆転のペナルティーキックを決めるなど、18得点をマークしたトゥシ・ピシ(Tusi Pisi)の活躍もあり、サンウルブズは歴史的勝利を収めた。

 サンウルブズの主将を務める堀江翔太(Shota Horie)は、「劇的な勝利を日本で挙げられてうれしい」とコメント。「前の試合で起きたことを忘れ、すべてを今日の試合に注ぐよう努めました。そして幸運にもそうすることができました」

 今季からスーパーラグビーに参戦しているサンウルブズは、前節のチーターズ(Central Cheetahs、南アフリカ)戦で17-92という屈辱的な大敗を喫するなど、ここまで苦しい戦いが続いていた。

 サンウルブズのマーク・ハメット(Mark Hammett)ヘッドコーチ(HC)は「とても誇りに思う。コーチボックスで思わず泣きそうになった」と話し、目に涙を浮かべていた。

 試合前には九州で発生した地震の犠牲者に黙とうがささげられた。堀江は「前の試合では九州の方々に勇気を与えることができず、申し訳なく思っていました。この勝利で少しでも勇気を届けられたのであればうれしいです」と語った。(c)AFP/Alastair HIMMER