ペップ監督「最高の一日」 独ブンデス最後の美酒を味わう
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【5月15日 AFP】バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)をリーグ史上初の4連覇へ導き、今季限りで退任するジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が14日、3年に及ぶドイツ・ブンデスリーガ1部での戦いを「ビールかけ」で締めくくった。
14日に行われた第34節の試合でバイエルンは最下位ハノーバー96(Hanover 96)を3-1で退け、今季28勝目を挙げると、試合後には本拠地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)で通算26度目のリーグ優勝を祝った。
グアルディオラ監督はバイエルンを率いた3年間で6つのタイトルを獲得。スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)時代の14個と合わせると、指導者転向後の獲得タイトル数は計20個に到達する。
試合終了のホイッスルが吹かれると、マヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)、ダビド・アラバ(David Alaba)、ドウグラス・コスタ(Douglas Costa)ら選手たちは、巨大グラスに入った3リットルのビールをグアルディオラ監督に浴びせ、指揮官はびしょ濡れになった。
グアルディオラ監督はそのときの気持ちを、「冷たいし、しみるけど、良い気分だ。もちろん、最高の一日だよ」と語っている。
「こういう試合では普通、選手の集中が欠けるため、退屈で不満を残す内容に終わるが、今日はとても激しく素晴らしい試合をしてくれた」
「とりあえず今日はお祝いして、その後はボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦に備えるよ」
グアルディオラ監督のバイエルンでの最終戦は、ドルトムントと対戦するドイツカップ(German Cup 2015-16)決勝になる。21日にベルリン(Berlin)で行われる決勝に勝利すれば、グアルディオラ監督は国内2冠を達成してクラブを去ることになる。
アリアンツ・アレーナに集まった7万5000人の観客も、グアルディオラ監督がスピーチを行うと、クラブを史上初のリーグ4連覇に導いた指揮官をスタンディングオベーションでたたえた。(c)AFP/Ryland JAMES