【5月13日 AFP】女子テニス、世界ランク1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は12日、2年ぶり4度目の優勝を目指すイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2016)をベストの状態で戦い抜くため、二度と誘惑に負けてドッグフードを食べたりしないと誓った。

 前回大会では、肘の故障で試合を棄権していたセレーナだが、間近に控える全仏オープン(French Open 2016)の連覇に向けて調子を上げており、この日はローマ(Rome)で3回戦を突破した。

 ところが試合後、セレーナに集まった質問は、首をかしげるようなプライベートについてだった。セレーナは試合前、滞在先のホテルで愛犬のために注文した「おいしそうな」サーモン入りライスのペットフードをスプーン1杯味見し、味についての感想を話す動画を、メッセージアプリのスナップチャット(Snapchat)に投稿していたからだ。

 動画の中で、セレーナはドッグフードの味について「何だか掃除用具みたいだった」と説明し、数時間後にトイレへ駆け込んだことを明かしている。

 世界屈指の有名人で、最も成功した女性アスリートの一人としては眉をひそめるような行動だが、セレーナはこれに関する質問に対し、「コート外の私は、わりと不真面目な人間なの。コートでは真面目だけど、外では真面目な要素なんて一つも持っていないの」と答え、「実際のところ、もっと大人になる必要があると言われているわ」と笑いながら話した。

 セレーナはまた、ドッグフードを口にしたことで深刻な体調不良は起こしていないと補足し、「何とか大丈夫! 私の愛犬は、どうやったらあんなものを食べられるのかしら。あの子は大丈夫らしいけど」と語っている。(c)AFP