【5月7日 AFP】サッカードイツ代表のイルカイ・ギュンドアン(Gundogan&category%5B%5D=AFPBB>記事&category%5B%5D=ワールドカップ&category%5B%5D=五輪">Ilkay Gundogan)、イタリア代表のマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)、イングランド代表のアレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)が、6月10日に開幕を迎える欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)を欠場する見通しとなった。各選手が所属するクラブが6日、それぞれ発表した。

 ギュンドアンが所属するドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、同選手が練習中に膝蓋骨(膝の皿)を脱臼したと発表。

 ドルトムントは公式ツイッター(Twitter)で、「シーズン、そして欧州選手権がお終いに。イリー(ギュンドアン)の早期回復を願う」と投稿した。

 ギュンドアンは2012年の前回大会(UEFA Euro 2012)で代表に選出されたものの未出場に終わり、その後は長引く負傷の影響でドイツが優勝を飾ったW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の出場を逃している。

 一方、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は、ヴェッラッティが今月16日に脚の付け根の手術を受けると発表した。

 PSGのローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督は、「いつもの鼠径(そけい)部の問題だ。回復しているが、違和感があるようだ。マルコについてはどんなリスクも犯したくはない。非常に優れた選手だからね」とコメントした。

 すでにユベントス(Juventus)のクラウディオ・マルキジオ(Claudio Marchisio)の欧州選手権欠場が決まっており、アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督率いるイタリア代表にとって、ヴェッラッティの不在は大打撃となる。

 またイングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、チェンバレンが新たに膝を負傷し、2か月程度戦線離脱することを明かした。

 チェンバレンは2月の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)のFCバルセロナ(FC Barcelona)戦で膝を負傷して以降、プレー機会が無い。今週初めにアーセナルのU-21チームで試合に出場する予定だったが、膝に二つ目の問題を抱えることになってしまった。

 ベンゲル監督はチェンバレンの離脱期間が6~8週間とし、欧州選手権出場の可能性について問われると「ノーチャンス」だと応じた。

「アレックスや医療チームと話をしたが、復帰は7月になる。22歳の若者には欧州選手権に行ってもらいたいものだから、悲しいことだ」

「イングランドは前線でいくつか問題を抱えているから、悪い知らせだと思う」

(c)AFP