【4月18日 AFP】米俳優ジョニー・デップ(Johnny Depp)さんの妻で女優のアンバー・ハード(Amber Heard)さんが昨年オーストラリアを訪れた際、検疫法に従わずにペットの犬2匹を入国させた問題をめぐり、18日の公判の場で夫妻の謝罪ビデオが公開された。

 この日の公判でハードさんに対する3つの罪状のうち、より重い2つは取り下げられた。残る検疫書類への虚偽記載について、ハードさんは事実を認めたが重罰は免れ、1か月分の善行保証預託金1000豪ドル(約8万3500円)の支払いを言い渡された。

「テロとの戦い」ならぬ「テリアの戦い」と名付けられたこの騒動は、デップさんが映画「パイレーツ・オブ・カリビアン(Pirates of the Caribbean)」最新作の撮影で豪州に滞在した際、プライベートジェットで同行させた愛犬のヨークシャーテリアの「ピストル」と「ブー」が問題視された。

 謝罪ビデオは公共広告のような作りで、デップさん夫妻が不覚を謝りつつ、豪州の厳格な検疫法に従うことの重要性を述べている。先に妻のハードさんが「オーストラリアはユニークな植物、動物、人間という宝の山がある島」と言うと、デップさんがシリアスな口調で「それらは保護する必要がある」と続けている。ハードさんは「ピストルとブーについて申告しなかったことを心から謝罪します」と締めくくっている。(c)AFP/Patrick Hamilton