【4月16日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2016)は15日、シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-3、2-6、5-7で第8シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)に敗れた。

 今大会で準々決勝にまで駒を進め、手術した右膝の状況確認を成功させたフェデラーは、全仏オープンテニス(French Open 2016)を前にした春のクレーコートシーズンの日程について、早急な判断を下すことはないようだ。

 2時間を超える一戦は、フェデラーの肉体の状況を読むには理想的なことだった。満足気なフェデラーは、今後の数週間を使って体の状態を確かめ、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2016)とイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2016)については、全力を傾けられると感じられるまで出場の判断はしないと明かした。

 フェデラーは「良い一週間だったが、もっとコート上で過ごす時間が必要だ」と語った。

「サービスゲームに続くサービスゲームをプレーできるようにならなければならない。負傷の後としては良い状態だ。最初の2試合は積極的だった。今日はどのような状況で守備をできるかを確認できて良かった」

「明日になればもっと分かると思う。起きたときにどんな風に感じるかね。膝の状態や、体の状態を確かめることにする。2時間を超える試合の後は、自分の体がどんな反応を見せるのかを確かめるのが重要だ」

 またフェデラーは、自身のチームがすでに練習予定を立てていると明かし、マドリード・オープンとイタリア国際の出場は直前に決めるとコメントしている。

 フェデラーを下したツォンガは、マルセル・グラノリェルス(Marcel Granollers、スペイン)を6-2、6-4で退けた、第13シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)と準決勝で対戦する。(c)AFP