【4月15日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2016)は14日、シングルス3回戦が行われ、大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)をはじめとする上位シード選手が、順当にベスト8進出を決めた。

 2月初めに受けた膝の手術から復帰したばかりの34歳、フェデラーだが、この日も6-2、6-4のストレートで第14シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)を下し、調子が100%に近づいていると話した。

「膝のことを気にせずに試合に臨める間は大丈夫だと思う。厳しいサーフェスで、トップ選手を相手にしても、限界まで可動域を広げられるという点では、ピークに近づいているんじゃないかな」

 ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が初戦でまさかの敗退を喫し、トップシードとなったアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、2試合連続で接戦を強いられたものの、2-6、7-5、7-5で第16シードのブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)に勝利した。

 大会8連覇の経験を持つ第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、約2時間の戦いの末に7-5、6-3で第12シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)を退け、アルゼンチン・オープン(Argentina Open 2016)で準決勝敗退に追いやられた雪辱を果たした。

 ナダルは、「今年のクレーで最高の試合ができた。テニスのレベルという面でも良い試合だったし、最高だったと思う」と話している。(c)AFP/Scott WILLIAMS