【4月12日 MODE PRESS WATCH】「ロエベ(LOEWE)」は、国際家具見本市である「ミラノサローネ2016」出展に向けて、スペシャルプロジェクト「マルケトリー イン レザー」を発表した。

「ロエベ」は昨年よりミラノサローネに挑戦。“家具”という新しいテーマを用いて、メゾンのノウハウやクラフツマンシップの可能性を広げる革新的プロジェクトを展開している。

 今年、クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)は、一つの素材に異なる素材をはめ込む伝統工芸”マルケトリー(象嵌)”に着眼し、メゾンの卓越した職人技とレザーに対する優れたノウハウを融合。20世紀初頭の家具に切り抜いたレザーを精巧にはめ込んで、花や風景などの装飾をほどこした。アイテムには、大型衣装箪笥と、巨匠ベイリー・スコット(Baillie Scott)の椅子、ランプやシガーケースを含む計6点がラインナップする。なお同技術は、間もなく発売となるレザークラッチバッグにも採用された。

 レザーで再現されたドローイングは、ほとんどがアーカイブのシルクプリントに由来。一方、鯉のモチーフは、何百年も前に日本で制作された木製屏風のデザインをアレンジしたもので、「ロエベ」のメンズコレクションにおいてもセットで使用されている。元となるモチーフはすべてコンテンポラリーなデザインに再解釈され、多彩な質感とコントラスト効果を生み出すために、さまざまな種類のレザーが駆使された。

「ロエベ」の果敢に挑戦し続けるスピリットを反映した革新的プロジェクトを、ぜひチェックして。

■関連情報
・ロエベ 公式HP:www.loewe.com
(c)MODE PRESS