【3月30日 AFP】中国水泳協会(CSA)は、運動能力向上薬の使用によるドーピング違反を犯した2選手について、警告を与えるにとどめたことを発表した。これらの選手を含むドーピング違反については、もみ消された疑いがあるとして、世界反ドーピング機関(WADA)が独自に調査を行っている。

 CSAが出した声明によれば、今回「処罰」を下された王立卓(Lizhuo Wang)と安家葆(Jiabao An)の2選手は、検体が筋肉増強剤のクレンブテロール(Clenbuterol)に陽性反応を示したという。

「違反者には警告が与えられる」としたCSAは、コーチに5000元(約8万6000円)、所属チームには1万元(約17万2000円)の罰金を科したと明かしている。

 国営新華社(Xinhua)通信は先週、CSAからの情報として、ここ数か月の間に6件のドーピング違反があったと報じた。このうち、個人が特定されていない3選手からは、利尿剤のヒドロクロロチアジド(Hydrochlorothiazide)が検出されたという。

 英紙タイムズ(The Times)は先日、これから始まる五輪の代表選考に影響がないよう、中国の水泳選手5人のドーピング違反がもみ消された疑いがあるとし、ロシア水泳界の「組織的」ドーピング疑惑に加えて、さらなるスキャンダルの可能性があると伝えていた。(c)AFP