【3月24日 AFP】ボクシングの元世界ヘビー級王者ウラディミール・クリチコ(Wladimir Klitschko、ウクライナ)は、同級の現世界王者タイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)との再戦のタイミングが合えば、リオデジャネイロ五輪で二つ目の金メダルを狙うことを望んでいる。

 25日に40歳の誕生日を迎えるクリチコは、1996年のアトランタ五輪でウクライナ代表としてスーパーヘビー級の金メダルを獲得しており、五輪でさらなるメダルを手にするチャンスを手にするかもしれない。

 国際ボクシング協会(AIBA)は、今年8月に開催されるリオ五輪でプロ選手の出場を全面的に解禁するという抜本的な改革案を通過させようとしており、その採決が6月に行われる予定となっている。

 それでも、96年のプロ転向後の戦績を64勝4敗としているクリチコは、昨年11月にフューリーに判定で敗れて失ったベルトを取り戻すことが、最優先事項だと語った。両者の再戦日程は、まだ決まっていない。

 クリチコは独スポーツ通信社SIDのインタビューに対し、「(五輪に)プロの出場が許可されるのは正しいことだと思う。とはいえ、決定されるまでは当然のことだとはいえない。多くのプロ選手が、アマチュア選手のスタイルに対応するために苦心することになると確信している」とコメントした。

「私の第一目標はフューリーとの再戦だ。予定が合えば、リオ五輪出場を除外することはない。許されるのなら、五輪に出る。アトランタ(Atlanta)で金メダルを取ってから20年ぶりの五輪に出場となれば、素晴らしい気分だろう」

 フューリー戦で約10年ぶりの黒星を喫したクリチコだが、引退についての考えはないと明かしている。

 五輪のメダルを狙うビッグネームはクリチコ以外にもおり、8階級制覇を遂げたマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)は、リオ五輪で母国のために戦うことは名誉なことだと語っている。

 過去に五輪の出場経験がないパッキャオだが、2008年の北京五輪でフィリピン代表選手団の旗手を務めている。(c)AFP